外壁塗装で使用される有機溶剤には三つの毒性があります。
その毒性作用が人間の人体にどのように影響するのかまとめてみました。

1刺激作用
溶剤の蒸気は粘膜を刺激して目、鼻、喉に障害を与えます。刺激の度合が強かったりすると皮膚にかぶれの症状がでます。しかしこれは一時的なもので持続性のあるものは溶剤として不適当な為に実用されていません。

2.麻酔作用
溶剤の蒸気の大部分は体内に入ると中枢神経に作用し食欲減退、耳鳴りなどの症状が出てきます。この症状が進行するとめまいや卒倒などを起こし命にかかわることもあります。溶剤の大半は麻薬の作用は持続することはありません。もしも症状がでたとしたら直ちに外へ出て、新鮮な空気を吸って安静にしていればすぐに回復してきます。
麻薬作用は溶剤の揮発度に比例し揮発性の高いほど作用は強くなります。

3.特殊毒作用
溶剤の刺激作用や麻薬作用を強く受けると、一般的に心臓、肝臓、その他にも
障害を与えます。弱溶剤でも皮膚から体内に取りこまれても同じ作用を起こします。これらの内臓障害は単に麻薬症状と違い回復は遅いです。日常的になるとその症状は深刻化されます。

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